大英博物館 日本ギャラリー |
素晴らしい物が沢山展示してあります。
三菱商事が
「日本の過去と現在の物語を魅力的に伝える」
ということで、2008年から、
10年間スポンサーになってるそうです。
素敵、素敵。。
宝の山です。
まずは、これ。
柿右衛門の象。(1650ー99年)
1体は借りた物だそうです。
これは大英博物館の
「世界の歴史100のオブジェ」の
中に選らばれてます。
数年前、大絵博物館の館長さんが
毎日1つづつ大英博物館から展示物を選んで
説明していました。
BBC The History of the World in 100 Objects
で、聞けます。No.79 です。
館長さんのポッシュな英語が聞けます。
14代目柿右衛門さんの声も聞けます。
この柿右衛門は
日本的ではなく、ヨーロッパ輸出用。
マントルピースとかに飾るための物です。
1660ー1700の頃ヨーロッパに来ました。
柿右衛門は非常に高価で、だからこそ(?)
王侯貴族の間でとても人気がありました。
象さん。
象は約6百年前に日本に来たそうです。
佛画や彫像で見る象は白い象で、本物は黒。
濁手(にごしで)と呼ばれる乳白色の生地に
赤、青、黄色の柿右衛門カラー。
「目が日本人」と館長さんが言ってます。(笑)
白い象は仏陀の母の夢に現れたそうです。
空から突然、白い象が降りてきて、右脇腹に入る夢。
「世界中の人々をお救いになる、そんな偉大な
王子が生まれますよ。」というお告げの夢だそうです。
大英博物館の柿右衛門の象は非常にユニークなもので、
14代目柿右衛門さんも
小さい象を持っているそうです。
14代目柿右衛門さん曰く、
「伝統的だけを追求していると思われるでしょうが、
伝統を引き継ぎ現代の要素を取り入れている、
現代作家であります。」とおっしゃられています。
大英博物館にも何度もこられているそうです。
そして、作品を寄付もされてるそうです。
でも、柿右衛門の技術を得るには
30−40年かかってマスターになるのだそうです。
なので、引き継ぎは大変だとのお言葉でした。
その14代目柿右衛門さんは去年お亡くなりになったそうです。
今年、2月にご長男が15代柿右衛門として
襲名されたそうです。
1616年に有田で磁器の最初の生産からの、
400年を記念しての催し物もそのうちありそうです。
こちらは、思いっきり古代と現代のコラボ。
風に揺れ、葉の音が聞こえるような作品です。
千枚の葉っぱ。
イギリスは地震が無くて幸いです。
この作品の前までは縄文時代の炎のポットが置かれてました。
鼻が高いね。
こんな帽子かぶった人
15、6世紀の頃の絵でみかけるよね。。。。
筆がくねくね。
太い筆あと、細い筆の線。
力強く、軽やかに。
この紙面でのバランスとか考えられてるんですね。きっと。
絵画的ですよね。抽象的です。
写真撮ってないんですが、
武家の奥方のお化粧道具とかもため息が出るほど綺麗でした。
これ、かわいい。↓っていうか、おもしろい。
ポケットが無い着物に
煙草入れとか帯に括り付ける留め金みたいな物ですかね。
「おかめ」って書いてありました。
長襦袢姿?ワンピースみたい。
おなかも出てるし、。。
愛嬌があって、かわいいね。
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