シャガールのステンドグラスのある教会。 |
All Satint Tudeley Chapel (←リンクします)
に行ってきました。
マルク・シャガールのステンドグラスのある小さな教会です。
この機会に、初めて知りました。
シャガールのステンドグラスが
Chichester Cathedral に あるのは知ってたけど、
こんな小さな村の礼拝堂にあるなんて。。
お客様は「イギリスの小さな教会」という本を
読んで、ここに来てみたいと思ったそうです。
とても、感動されてました。
そう、とっても 素敵でした。
ロンドンの Charring Cross 駅から Tonbridge 駅まで、
約40分ほど。一時間に何本も列車があります。
Tonbridge は 通勤圏ですものね。
駅からタクシーで 。
こじんまりとした礼拝堂。
そのなかに、シャガールのステンドグラス、12窓。
12窓のシャガールのステンドグラスがある教会は世界で、
ここだけだそうです。
そもそも、なんで、こんな小さな村の礼拝堂に世界の巨匠画家の
ステンドグラスがあるかというと、。
この土地の
d'Avigodor-Goldsmid家のお嬢さんが
セーリングの事故でなくなられたそうです。
過去に娘とフランスで見たシャガールのステンドグラスを思い出し、
娘の追悼のため、シャガールにステンドグラスをこの教会の礼拝堂に
作ってくれるよう依頼したそうです。
シャガールはわりと晩年にステンドグラスに取り組み、
過去に作品作っては、いたものの、あまり気に入ってなかったようです。
それは、そのステンドグラスが、人口の光をあてていたからだそうです。
自然の光の入るステンドグラスを作りたいと思っていたそうです。
この教会に来て、とても気に入り、全部の窓を作ることを決めたそうです。
ここのステンドグラスが素晴らしいことの一つは
窓が目線にあることです。高い窓ではないのです。
これらの窓を完成させるのに、15年かかったそうです。
シャガールが98歳で亡くなった年、
1985年に完成したそうです。
日の光が入って、とっても綺麗でした。
今日はラッキー。
お天気は突然のにわか雨とかあったりしたんですが、
このときは晴れで ステンドグラスが 綺麗に見れました。
波にのまれるサラさんが描かれ、
悲しむ母。
キリストが両手を広げてるのは、
磔刑ではなく、サラさんを天国に迎え入れている様子だそうです。
天使もいます。
そう、ホント、シャガールでした。
シャガールのモチーフ、筆後、引っ搔き傷、
ぜんぶ、おおー、シャガール! でした。
静かで穏やかな空間でした。
教会の裏の墓地。
映画の撮影なんかに使われそうだね。雰囲気あるー。
デイビッド・ホクニーが学生時代に初めて売った絵。
それを、買っていたそうです。
それって、もしかして、ホックニーが有名になってから、
どうしても過去に売った学生時代に描いた絵が
忘れられなくって、買い戻したという絵かしら?
その絵はホクニーが買い戻したときは、
ホクニーは有名になってたから、結構値段がつり上がっていたらしいです。
いずれにしても、
サラさんは 物を見る目が あったのですね。
ご両親がステンドグラスをシャガールに依頼して、
こんな素敵なステンドグラスが作られ、
サラさんのことは、ずっと人々の心に残ることでしょう。
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