2000年前の殺人事件 |
カレンダー
最新の記事
以前の記事
2016年 09月 2016年 06月 2016年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 記事ランキング
カテゴリ
全体 大英博物館 絵画 誕生日 シアター V&A Museum 王家の歴史 散策 博物館 街角の彫刻 イギリス郊外 ヴィクトリア時代 セルフリッジズ ハンプトンコート・フラワーショー チェルシー・フラワーショー ガーデニング 市場 ロンドン塔 イギリスの歴史 マイナーな素晴らしい絵 歴史上の人物 コッツウォルズ シティの教会 スキャンダル 愛と憎しみ 歴史ゴシップ お菓子 未分類 お気に入りブログ
外部リンク
メモ帳
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
2014年 10月 22日
1984年にイギリス北西部の チェシャーというところの 泥炭沼から遺体が発見されました。 沼地の整備かなんか、掘り起こして作業してる時に見つかったようです。 すぐさま、殺人事件として、警察が呼ばれました。 が、 殺人は殺人ですが、それは2000年前に行われた殺人で、 その後は考古学者がよばれました。 泥炭だったので、真空状態だったためなめし皮のようになっていて、 そして腐らず残ったようです。 体が半分ないですが、これは、 泥炭をショベルカーで掘り起こしている時にちぎられてしまったようです。 Lindow という地名で見つかったので、 リンドウマンと呼ばれてます。 ここの泥炭沼からは他にも見つかっているようで 正確に言うとこれは、 「Lindow II」 なんだそうです。 生贄として殺害されたようです。 なにしろ、頭のてっぺんを鈍器で2回内叩かれ、 多分 斧で。 そして、背中は膝で蹴られたようで、あばらが折れているそうです。 その上、首には細い紐が巻かれ、首の骨が折れているそう。 もう、絶対、その時点で死んでますが、 それでも、首がザックリと切られていたそうです。 とどめは、顔が泥炭のプールにうつぶせに埋め込まれていたそうです。 命がいくらあっても足りないような、 万が一にも生き返らせないぞ みたいな。。。 ドルイド教の儀式だったのでは?とも言われています。 この人物は 高貴な人のようで、爪にはマニキュアが塗ってあって、 ヒゲもきちんと剃られていたそうです。 健康状態もよく、 お腹の中には、儀式の前に食べた小麦と大麦で作られたパン、 200度のオーブンで焼いたもの、 が、残っていたそうです。 (よく、わかるね、200度で焼いたって。。。) でも、寄生虫が腸の中にいたようです。 放射性炭素で調べるとこの人物は 紀元前2世紀から西暦119年頃の人物だそうです。 全ての生物には 炭素があるそうで、 それが死後崩壊して減っていく数値を調べることによって 年代が測定できるのだそうです。 90%の確率で割り出すことができるとか。 うぉ〜〜〜。すごい。 推定年齢25歳の身長168cm、体重60−65kgぐらいだそうです。 どんな感じだったかと再現されてます。 現在の保存方法は、 インスタントコーヒーとか味噌汁とかの保存用の フリーズドライ。 真空凍結乾燥技術によって、保存されています。 大英博物館の Room 50 に展示されています。 よろしかったらクリックお願いします。
by daisukilondon
| 2014-10-22 06:14
| 大英博物館
|
ファン申請 |
||