COTTON TO GOLD展 |
カレンダー
最新の記事
以前の記事
2016年 09月 2016年 06月 2016年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 記事ランキング
カテゴリ
全体 大英博物館 絵画 誕生日 シアター V&A Museum 王家の歴史 散策 博物館 街角の彫刻 イギリス郊外 ヴィクトリア時代 セルフリッジズ ハンプトンコート・フラワーショー チェルシー・フラワーショー ガーデニング 市場 ロンドン塔 イギリスの歴史 マイナーな素晴らしい絵 歴史上の人物 コッツウォルズ シティの教会 スキャンダル 愛と憎しみ 歴史ゴシップ お菓子 未分類 お気に入りブログ
外部リンク
メモ帳
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
2015年 02月 05日
Two Temple Place という建物が 4月まで一般公開しています。 そこで、COTTON TO GOLD という展示会が開催されています。 ここは アメリカのホテル王、 ウォルドルフ・アストリアの創立者の ウイリアム・ウォルドルフ・アストリアのロンドンの家だったそうです。 ビクトリア時代のゴシック・マンション!!!です。 (この、ゴシック・マンションっていう響きがなんかいいですね。) 現在は、The Bulldog Trust とという公益財団の建物。 なので、ブルドッグの看板が。。。 まず、この建物は、 特別なイベントや映画撮影などに使われたりするようですが、 普段は一般公開してません。 法律事務所が立ち並ぶ テンプル地区にあります。 エキジビションも楽しみですが、 この建物の中に入れるのも楽しみかも。。。。 内装は、ゴシック・マンションにふさわしく、 素晴らしく ゴテゴテと (笑)飾ってました。 床のモザイク、どれをとっても ウワァ〜、すごい、よくもこれだけ。。。。飾り立てました!みたいな。 床もすごかった。 さて、エキジビションも見てみましょー。 Cotton to Gold 「綿から金へ」でしょうか? 19世紀の頃、Lancashire地方は 綿織物産業で裕福になりました。 何百万トンという生綿がアメリカから輸入されました。 それを紡績して大英帝国中にそして国外にも輸出し、 この小さな町はとても裕福になり、 たくさんの実業家、起業家も生まれました。 その人たちは お金が有り余ってますから、 慈善事業したり、 あるいは自分の趣味のもの、芸術作品の収集にはげみ。。。 亡くなった後はそれらのコレクションが 博物館に寄贈されたりしたそうですから こうやって、見ることができます。 古い本がたくさんあって興味深かったです。 こちら、中世のころの (1481年)の イギリスで初めて印刷された、イラスト付きの百科事典 !! この円は 世界地図だそうで、 四つに分けられていて、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、東 。 そして、このように、「印刷された本」というのが とても大事です。 ウイリアム・カクストンという人が、 フランス語から英語に訳して、印刷しました。 ドイツで印刷業を学び イギリスで印刷工場を設けました。 そこは今のウエストミンスター寺院の敷地内です。 (いまトイレがあるあたり。。。。) 最初に印刷したのは ジェフリー・チョーサーの「カンタベリー物語」。 でも、こちらのは イラスト付き の最初に印刷された本です。 ヨーロッパでは、ドイツのヨハネス・グーテンベルグが 1445年ごろ活版印刷術を発明したそうです。 それからみると、イギリスはかなり遅れていたんですね。 カクストンが印刷業をオープンしてくれて 大助かりですね。 まあ、当時はフランドルやドイツから本を買っていたようです。 ドイツで印刷された本。 「貧しい人のためのバイブル」1460−70年 と、言っても、貧しい人々のためではなく、 高価な本ですね。 なんか、中世の頃の漫画 みたい。 絵付きで、聖書のお話をしてるんですね。 貧しい イコール 字が読めない、聖書の話知らない。 と、いうことからの 「貧しい人の聖書」なんですね。きっと。 これも おもしろいですー。 なんでしょー、これ? 1485年の本です。 裸体とか、描けたんだ。。。ね。 しかも、頭から花が生えてるし。。。 すごくモダンですね。 Mandragora って書いてます。 マンドラゴラ、マンドレイクです。 ほらぁ、ハリー・ポッターのお話にも出てきましたね。 この植物は人のように動き、 引き抜くと悲鳴をあげて、まともに聞いた人は 発狂して死んでしまうという伝説がある植物。 魔術や錬金術の原料としてお話に出てきます。 古くから薬草として用いられたようです。 実際、この根が、 幻覚、幻聴を伴い死に至る毒があるそうです。 「Garden of Health」「健康の菜園」という 健康全書みたいな本のようです。 ハーブについて書いてあって、 どのような効用があるかとかの実用面と それにまつわる伝説なども解説してるようです。 ハリーー・ポッターのマンドレイクは 赤ちゃんを不細工にしたようなマンドレイクでしたね。(笑) これも素敵 っ! なに、この、魚とエビがくっついたような。。。 ロブスターのつもり? 実はカニのつもり。 足のミトンみたいなのが、カニのハサミのつもりかな? Book of Hours, 1480年ごろ、フランス。 時祷書 です。 お祈りをする手引書のようなもので、 これに聖人の記念日とかが記してあるカレンダーもついてるそうです。 これは十二宮 で月を表し、 麦の刈り入れの時期を知らせてます。 Cancer のサインなので、蟹座。 蟹にはちょっと、見えないけど。。。。。(笑)なんか可愛い。 あと、北斎や広重などの 浮世絵もたくさん。 最近寒いし、なんかこの広重の曇り空の雪景色がよかった。 深〜い雪のじょうけい。 それでも旅人は進む。 雪を歩く人の足音が聞こえそうです。 なんか気分が穏やかになります。。。 最後に、。。。 虫の標本。 一つじゃないの、たくさんありました。 !!!!! とっても色の綺麗な玉虫も、カミキリムシも。 日本の虫もたくさん。 一匹、代表で。 JAPAN と。 手書きってのがいいですね。 内装も素晴らしく、展示も素晴らしいです。 4月までオープン。無料です。 よろしかったらクリックお願いします。
by daisukilondon
| 2015-02-05 19:57
| イギリスの歴史
|
ファン申請 |
||