ロンドン郊外 フットパス・ウォーク |
あ”あ”〜 イラクサの小道。
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2016年 06月 12日
ロンドンは広〜く グレーターロンドンは金融の街、ザ・シティを除き、 32の行政地区から成り立ちます。 思い立って、 散策に出かけました。 ロンドン郊外とタイトルにつけましたが、 厳密に言うと、 ロンドン市の中の郊外散策です。 私が住む ブロムリー地区は ロンドンの中で 一番緑の多い地区だそうで、 ケント州にもまたがっています。 でも、住所は Kent ではなく Bromley, London なのです。 グレーターロンドンの中に入っています。 そこで、 今回のウォークは Farnborough Village to Keston Walk 。 夫がGPSを駆使して作ってくれた地図を頼りに回ります。 このウォークは全長8キロほど ゆっくり歩いたり、写真撮ったり、で 2時間半〜3時間ぐらい歩きました。 途中、菜の花畑あり、麦畑あり、林ありと色々楽しめます。 写真でご覧ください。 まず、 Farnborough Village の村から スタート。 「村」、ヴィレッジ という雰囲気が感じられるところでした。 バイオリンを作っている工房がありました。 バイオリンを教わっている子供さん、 レッスン中でした。 フットパスの入り口を地図で探していたら、 おばあちゃんが 「あら、何かお困り?」と話しかけてきて、 「ああ、私もいつも歩いてるのよ、こっちよ。」 と道案内。 「この道を、曲がる。えっとぉ 私の結婚指輪が左にハマってるから だからこっちの手は右、あっそう、右に曲がってね。」って。(笑) 私もよく、右と左間違えるので あ、わかるわ。それっと、 微笑ましかったです。 (私の場合は、右と頭の中で言ってるつもりでも、言葉では左と言ってしまうんです) でも、教会の素敵な門を見つけそちらへ。。。。ついつい。 まあ、いずれ、こっちからも行けるので問題なし。 なんか お寺さんの門みたいですね。 イギリスの教会ならではの特徴らしいです。 教会に埋葬されるときは この門を通ったそうです。 教会で葬式が行われている間、 棺を運ぶ bier という手押車に棺を安置していたそうす。 Lychgate と言います。 古い英語、アングロサクソンの言葉で、 死体を意味するとか。 さて、フットパスへ。 広々として、いいですね。 ウキウキした気持ちになります。 お天気はちょっと曇りの晴れ。 暑くもなく、寒くもない ちょうどいい気候。 菜の花畑。 菜の花畑は5月ぐらいで終わったと思ったんですけど、まだ咲いていた。 栽培してるのか、空き地に咲いちゃったのか。。。? そこに とっても目立つ 赤いケシの花、ポビー。ここだけに咲いていた。 道は続きます。 広々として、とっても いい〜! 犬を散歩させてる人もいました。 そして、菜の花畑の終わりには こんな入り口が。。 えへへ、なんか 「トトロ」 の世界に入っていくみたいですね。 ジブリっぽいかも。 ワクワクしますよ。 入ると、 あら、素敵! だったんです。 ウッドランド。 ちょうど暑くなってきたので、 ちょっと冷んやり 気持ちよかった。 新緑もきれい。 林を抜けると、 広がる 麦畑。 あぜ道を通り、 そして、再び林の中に。 トトロに誘われるように。。。。なんてね。 ネトル ⇦もご覧ください。 あ”あ”〜 イラクサの小道。 両腕を脇にぎゅっと固めて イラクサに腕が触れないように 歩く。 その後 フットパスは途切れ、 道を渡って、向こう側に行かないといけない。 スピードを出す車が すぐ一歩手前。 藪から 車が来るかどうか 確かめて 道を渡り、向こう側のフットパスへ。 などなど フットパスの移動、3回ぐらいして、 こちらの道は 車の通りもなく、のんびりと。 でも、車は左、人は右 のルールで歩く。 再び フットパスへ入る。 これって、ほとんど 獣道(けものみち) 状態。 もう、万歳して歩くしかない。 ネトルの背が伸びすぎてる!! って、ことは成長したネトルほど 触れると痛い。 あ’’〜〜 足に触れて、痛かった〜!!! でも、 けものみちの向こうには 丘の上に立つ 豪邸!!!!! ナショナルトラストでもない、 プライベートな 敷地のよう。。。。 けものみち、まだまだ 続いたんですが、 こんなステップもあり、 やっと出たら、 素敵ー。 この木、カイドウ の一種かしら?綺麗でした。 そして、Holwood の林の中に。 すると、 Wilberforce Oak が!!! えっ〜、ここにあったの〜! って感じ。 Wilberforce Oak は ウィルバーフォースの樫の木。 ウィルバフォースは19世紀、 黒人の奴隷解放に尽力した人です。 この樫の木の下で この景色を眺め、 黒人の奴隷廃止について、 当時の首相 ウイリアム・ピットと語り合いました。 映画「アメイジング・グレイス」でその様子見れます。 まだ 超売れっ子になる前の ベネディクト・カンババッチが ウイリアム・ピット役で出演してます。 1788年の日記の抜粋文。 『このHolwoodの Kestonが見渡せる 見晴らしの良い 古い樫の木の根元で ミスター・ピットと話し合った。 黒人の奴隷廃止について 議会で話し合うようにする。』 と書いてます。 1788年 、 !! それから 45年もかかって、 1833年に、 やっと 黒人の奴隷廃止案が可決されました。 その知らせを聞いた翌日、 ウイルバフォースは亡くなりました。 生涯をかけて 黒人奴隷解放運動を行いました。 ウエストミンスター寺院に埋葬されています。 そんな歴史の一幕に浸りながら、 今度はこんな景色。 この土地の隣が Holwood の プライベートな敷地。 先ほどの 大豪邸がある土地。 大通りからは ゲートがあって、 敷地内を舗装された道も通り森の中にある豪邸。 先ほどの 丘の上の豪邸があるところ。 Hogwoodハウス。 ウイルバフォースと語り合った 首相、ウイリアム・ピット邸だったそう。 ですから、いろいろ歴史があって、 過去には チャールズ・ダーウインや、ウインストン・チャーチル、マーガレット・サッチャーなど 有名な人々が 訪れたという 家。 その後、色々持ち主は変わり、 2002年には 金融街で働く金持ちが £2.2ミリオンで買ったのを、 2014年に £12ミリオンで 売りに出しました。 テニスコート、室内プール、映画上映の部屋などなどがあるそうです。 誰かが買ったんでしょうねー。 どーでもいいですけどね〜。 それから てくてく、ずんずん進み、 道が開けました。 誰もいない、の〜んびりしてます。 睡蓮が綺麗。 もうウォークも終わりにさしかかり、 休憩なしでしたから、 ご褒美に、。。。 みんな大好きなアイスクリーム・バンを発見。 ソフトクリームなんですけど、 写真撮るの忘れたので、こんなんなっちゃった。笑 こんな庭の入り口があり、 大通りからまた横道に入り 家路に着く。 この日は Biggin Hill Airport で Air Show があり、 飛行機がひっきりなしに上空を飛んでました。 1時過ぎに レッドアローらしき飛行機が連対組んで飛んでったのもみました。 もしかして、 バッキンガム宮殿に向かったのかな?と思いました。 ちょうど、女王の誕生日のお祝いの Trooping the Colour が終わって バルコニーに出てくる頃じゃないのかなぁって。。。。 いずれにせよ 爆音であっという間に視界から消えて、 カッコよかったですよー。 いやぁ〜 歩きました〜。 今度は ダーウインの家のあたりを 歩いてみようかなぁ?です。 よろしかったらクリックお願いします。
by daisukilondon
| 2016-06-12 23:49
| 散策
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