グレイソン・ペリー |
ビクトリア駅からのびる
ビクトリア・ストリートにある、オフィスビルのロビーに
グレイソン・ペリーのタペストリーが掛けられています。
通るたびに、気になってたんですが、
昨日、機会があったので、回転ドアをまわし
ビルの中へ。
セキュリティのひとに
グレイソン・ペリーのタペストリーを近くで
見せてほしいと伝えたら、
丁寧に断られました。
用事がない人は、入れられないそうです。
ナノで、外から写真撮りました。
サマーエキジビションで展示していた
「The Annunciation of the Virgin Deal」
ですね。
フン!いいもん、去年見たもん!
って、負け惜しみっぽいですが、
でも、ケチ〜〜って思います。
わざわざこんな現代アートを展示してるんだから
ちょっと見学させてくれてもいいじゃない!
と思うけど。。。
それはさておき。
これは、
The Vanity of Small Differences
の6作シリーズの一作です。
タペストリーってのが凄いですね。
ホント、凄い!!!
でも、昔とちがって今はコンピューターと機械で
作るので、何枚も複数生産されてるらしいです。
プリントみたいなもんですね。
絵を見てみましょう。
コンピューターオタクの主人公ティムが
カントリーハウスで赤ちゃん抱いてくつろいでいます。
テーブルに置いてあるiPadに、
彼らのソフトウェアがリチャード・ブランソンに
£270ミリオンで売られたと書いてます。
"the Virgin Deal"
ビルケンシュトックのスリッパ。
窓の向こうにミニが止めてあって
カントリーサイド風なので、
週末のセカンドハウスにいます。
壁には
スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツの肖像。
はははー、いいね。
AGA!アガの高価な調理器具。
は、イギリス人の
主婦の憧れらしいです、よっ。
よく理解出来ませんが。。。
使い勝手が悪そーじゃん?
でも、それが買える、!それが、置けるほど大きいキッチン
などなどの、ステイタスなのよね。
マグカップには
「階級の裏切り者」と書いてあります。
こちらは、
ガーディアン新聞の上に置いてます。
リサイクル用おむつが干してあります。
花瓶には百合の花。ですから、
"The Annunciation"
これは14世紀、今のベルギーの画家
ロバート・キャンピンの作品からの引用です。
お決まりですが、ここはリビングルームに
天使がやってきて告知してます。
花瓶の百合もありますね。
亡くなったママが天使になって告知。
「リッチになるよ〜っ」て、告知してます。
人差し指の上のは鏡。
ヤン・ファンアイクの「アーノルフィー二の結婚」から
引用してます。
あの作品も、アーノルフィーニがいかに
リッチであるかが描かれていました。
(そのことについては、いずれまた、。)
むかし、チャンネル4の番組で、
いろんな階級の人々の家を訪れて
グレイソン・ペリーがその人々を研究?する番組がありました。
ミドルクラスは自然とか、オーガニックとかリサイクル
とかにこだわって、みんなキャス・キッドソンが好きだ。
な〜〜あんて 言ってました。
はははは```〜〜〜〜。
それで、使い捨てじゃない、洗うおむつ。なのね。
でも、ママちゃん、ツイッターに夢中だし。。。
そんなに、家事してるようにも見えないけど。。?
読み解いていくと
おもしろいね〜。
まだ、お話は続くんです。
その後、どうなるでしょーねぇ。
平和には終わりませんよ〜。
さて、
グレイソン・ペリーさん
こんど、サウス・バンクでショーします。
リンクします。
Grayson Perry Live Show
トランスベスタイトのアーティスト。
見ていて楽しいし、この人の話もおもしろい。
ラジオ4で現代アートについて語ったシリーズがありました。
毎週笑わしてくれて、コメディアンの素質もありです。
だから、今回もライブショーなのですね、きっと。
楽しみだわ。
よろしかったらクリックしてくださいませ。
にほんブログ村