血のメアリー、メアリー一世 |
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2014年 10月 10日
『THE REAL TUDORS』展が ナショナル・ポートレート・ギャラリーで 開催されています。 チューダー時代の王様、女王の肖像画がみれます。 ジェーングレイを処刑して メアリー一世となったのは ヘンリー八世と最初の奥さんキャサリン・オブ・アラゴンの 娘メアリー。 17歳のころ母は無理矢理 離婚させられ 自分も母と引き離され。。。 すべては アン・ブリンの仕業と憎んでいたことでしょう。 メアリーも母と同じくカソリックだったために、 国王至上法を認めず、父と対立。 してしまいますが、メアリーは 『わたしは女で、あなたの娘であること以外何者でもないのですから お許しください。』 と懇願しました。 アン・ブリンがヘンリー八世との結婚と同時に、 メアリーのプリンセスの地位は レディ・メアリーとなりました。 ですが、アン・ブリンが処刑され、 ヘンリー八世の6人目のお妃のキャサリン・パーのおかげで、 ヘンリー八世の子どもたち、メアリーとエリザベスは 王位継承権を取り戻しました。 この肖像画は1544年に描かれています。 メアリーが28歳の頃でしょうか。 頑固そうだけど、可愛いね。 衣装からもメアリーの地位がプリンセスになったのがうかがえますね。 当時の最新流行のファッションに身を包み、(フランス式) 最も高価な生地の衣装。 絹に金銀織り交ぜています。 これは貴族でも着ることができず、 王族のみ許された生地だったそうです。 それまでは、ちょっとした生地を購入するにも お金を頼んで出してもらわなければいけなかった身分とは 大違いです。 でも、メアリー一世になってからの肖像画は。。。 ナショナル・ポートレート・ギャラリーから。 ものすご〜く 頑固そうです、ね。 上の肖像画から10年後の38歳。 女王になったばかりです。 ブラディ・メアリーと呼ばれるのは、 カソリックだったために、 それまでの英国国教会の司祭達を火あぶりにしました。 首を落としての処刑じゃなくて、 火あぶり。。苦しみながら死んでいきます。残酷。 そしてたくさんのプロテスタントを処刑。ひぃ〜〜。 メアリーを支持した貴族も市民も、 『こんなはずではなかった。。。。』と思ったことでしょう。 だって、ジェーングレイの後ろには ノーサンバランド公爵がいましたから、 それよりは、結婚もしていない正当な王位継承権のメアリーに。。 と、人々が思ったのも無理なしですね。 そう、メアリーが独身だったからなおさら 支持されたかも。黒幕がいないですからね。 それでも、37歳独身のメアリーは、。。。 過去には何度も婚約してるんです。 政略結婚のため。 二歳のときにフランスの王子フランソワと。 その後他国の王子と婚約、破棄、婚約。。。。 といつも、政略のため。 ですが、メアリーがプリンセスからレディになってからは、 メアリーの地位があやふやなため、 ヨーロッパはもとより、イギリス貴族からも 求婚の相手もあらわれず。 『キリスト教国で最も不幸せな女』と自分を嘆いています。 だからチャンスがあるときに 結婚したかったのよ。 スペインの血を引くメアリーは 11歳年下のいとこのフェリペ王子、 のちのフェリペ2世と 周囲の反対を押し切って結婚しました。 上の肖像画は多分お見合い写真と思われます。 右手には手袋を握りしめ、左手にお花を持ってます。 でも、長年の虐げられた生活や、 屈折した性格が彼女の健康も害し、 表情固い。。。。 結婚式をイギリスのウインチェスター大聖堂であげるも、 フェリペはメアリーをあまり好きではなく スペイン王の即位のためスペインに帰国。 一年半ほど戻ってこなかったようです。 でも、またすぐ帰国。 メアリーは想像妊娠。 婦人系の病気だったようで、亡くなってしまいました。 チューダー時代の話、まだ続きます。 よろしかったらクリックお願いします。
by daisukilondon
| 2014-10-10 00:45
| 王家の歴史
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