聖ニコラス |
きのうはスコットランドの守護聖人セント・アンドリューの記念日でした。
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2014年 12月 01日
きのうはスコットランドの守護聖人セント・アンドリューの記念日でした。 そのように 聖人の記念日がいろいろあります。 12月に入りましたね。 クリスマスもあとわずか。 サンタクロースがやってくる〜 🎶 そのサンタのモデルとなったのが 聖ニコラスで、 12月6日は 聖ニコラスの日。 サンタクロースの呼び名は オランダ語の Sinterklaas がなまって サンタクロースだそうですよ。 オランダやドイツでは 聖ニコラスの記念日の朝、あるいは前日に プレゼントをあげる習慣だそうです。 やっぱり、サンタがプレゼント持ってくるんですね。 聖ニコラスは 4世紀の頃の人で後、聖人に祀られました。 子供の守護聖人です。 The Ansidei Madonna 1505, Raphael, National Gallery, London 聖ニコラスは右側の人。 聖ニコラスを守護聖人とする教会からの注文で書かれた祭壇画。 この絵は、模範的祭壇画だそうですよ。 ナショナルギャラリーのガイドブックの解説によると 「聖母子と付きそう聖人たちが互いに会話をかわしているように 見えることから、『聖会』と呼ばれる図像の 典型的な作例である。」 だそうです。 。。。会話してるようには見えませんが。。。 わたしが、ベンキョーしたのは、 「みんな違う方向を向いている。 それは、教会に来た人々が 自分のお祈りを捧げたい人にお祈りができるよう 正面を向いていない。」 。。。だったんですが。。。 この聖ニコラスにまつわる 伝説ってのがすごいです。 飢饉にみまわれていた時に、 邪悪な肉屋が3人の子供を誘惑し、家につれてかえり。。。 殺して塩ずけにして ハムにして売ろうとしました。(怖!!) その町にやってきた聖ニコラスは 祈りのちからで樽に漬けられていた子供たちを救い出しました。 子供たちが生き返ったということです。。 (えっっっ!) あるいは、子供ではなくて、 3人の大人で、 宿を求めてやってきたその三人を殺害し、 その遺体を隠すため 肉屋の妻の助言でミートパイにして売るというもの。。。。(恐) これ、なんか 「スウィーニートッド」の話に似てますね。 ロンドンのフリート・ストリートに住む床屋のスイニー・トッド。 その床屋に髭を剃ってもらいに行った旅人は 髭をそってもらってるときに首が切り裂かれ そして、椅子ががガタンひっくり返り そのまま地下に滑り台で落ちていきました。 地下ではミートパイが作られていました。 あと、聖ニコラスの他の話では、 持参金がないので嫁の貰い手のない娘三人の行方は 娼婦になるしかなく、 そこに 聖ニコラスが金貨を与え、 娘たちが助かった話とかがありますので、 この絵では、金の入った袋を示す金の玉が 聖ニコラスの足元に置いてあります。 3つの金の玉は質屋の標識の起源だそうです。へ〜。 サンタクロースねぇ〜。 それで、もうすぐクリスマスで、 ロンドンのショッピング街は もう〜、人混みで忙しいです。 クリスマスのイルミネーションも商店街いろいろです。 クリスマスツリーも売られてます。 ここでは11月中ばから ツリーが売り出されてました。 さて、わたしは、屋根裏から毎年使ってるツリーを下ろしてこようかな? 組み立て式のやつ。 本物よりも、わたしはこっちが好きです。 そんで、このクリスマスツリーを飾る習慣とか、 人々がプレゼントを交換したり、 クリスマスカードを送ったりするのは ドイツの習慣からです。 ヴィクトリア女王が結婚したのが、 ドイツからやってきた イトコのアルバート。 イギリスのクリスマスがあまりにも質素というか味気なかったので、 ドイツの習慣をもたらしたとか。 この時期は、ドイツのクリスマスマーケットが有名ですものね。。 昔々はイギリスもクリスマスのお祝いをしてたようですが、 17世紀のオリバー・クロムウェルの清教徒の革命の時に 人々が楽しみにしていたクリスマスのお祝いを禁じたそうです。 質素がモットーで、娯楽はふしだら。っていう認識だったので、 人々の人気がなり、クロムウェル亡き後は また王政が復活しました。 クリスマスツリーのオリジナルはドイツで、 マルティン・ルターが ある12月の晩 家路に帰る途中、 もみの木の上に輝く星をみて、 その美しさに感動して、 もみの木に明かりを灯すようになったということです。 そして、プリンス・アルバートが クリスマスツリーを飾る習慣をイギリスにもたらし、 そのツリーの周りにつどう家族の肖像のイラストを新聞に載せ、 それから、人々に浸透していったようです。 ところで、日本ではクリスマス・イブが 特別な人と過ごす時。みたいな感じで盛り上がったりしますね。 恋人たちの夜見たいな。。。 そんなロマンチックなイメージを持って わざわざ、クリスマスにイギリスにやってくると とんでもないです。 Xmas・イブからもう電車が間引き運転。 店も早く閉まります。 クルスマスには電車は走ってませんし、 店も博物館も美術館も全部閉まります。 ということで、街は静か。。。です。 みんな家族と一緒に過ごします。 日本の大晦日、お正月のようです。 逆に、大晦日、新年はパーティーしたり 花火が上がったりで盛り上がります。 ♪恋人がサンタクロース〜♪ ユーミンの歌が聞こえてきそう。。。です。 さて、今のサンタクロースの 赤い衣装に白の毛の縁取りは コカ・コーラの宣伝から定着したんでしたね。 クリスマスはもうすぐです。 よろしかったらクリックおねがします。
by daisukilondon
| 2014-12-01 07:36
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