Magna Carta・マグナカルタ |
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2015年 01月 24日
マグナ・カルタ、大憲章は 1215年にジョン王が貴族たちによって 王様が勝手な行動をしないように調印させられた 憲章です。 今年はそのマグナ・カルタの調印から 800年の年です。 調印というのは、 王様は字が書けなかったそうで、 契約にサインする代わりに印章をドン!と押しました。 これは、オリジナルではないのですが、 1297年、エドワード1世が調印したマグナ・カルタです。 でも、まあ、 こんな感じのものです。 Magna Carta, 1297 Guildhall Art Gallery, The City of London ジョン王は イギリスの歴史の中で、 もっとも不人気な悪い王様だったようです。 父親に溺愛されて育ったからね〜。 そういう子は、えてして、わがままになりがちよ。ねっ。 父親はヘンリ−2世。 ジョン以外の息子に領地を分割して与えるも、 ジョンは幼かったので、土地が与えられず、 それを不憫に思い、 "John the Lackland" (領地のないな奴)と、 思いっきり可愛がったようです。 奥さんとも不仲になっていったようで、母の愛情も受けずに可哀想、 領地もなく不憫なやつ、 末っ子で可愛い、と溺愛。 ヘンリ−2世は、 他の息子たちとは折り合いも悪かったので、 ジョンは よけい愛情を一身に受けたかも。 でも、ジョンは、のちにその父親を裏切ったりするし。。。 このヘンリ−2世はトーマス・ベケットとの関わりありも あるんで、歴史の中で重要な王様ですが、それはまたいつか。 息子全員に裏切られて、それが元で死んでしまったようです。 兄ちゃんのリチャード1世が十字軍の遠征に出かけてる間に 勝手に王のようにふるまい、しかも暴政だったので、民衆の怒りを買いました。 そこに、弱いものの見方のロビン・フッドが登場。 伝説の主人公ですが、 そんなヒーローが民衆には必要だったかもしれません。 ジョンは民衆だけでなく、バロン、男爵貴族の怒りも買ったので、 あやうく市民戦争になるところを、 マグナ・カルタに調印させられ、戦争回避。 1215年6月15日、 ウインザー城の近くのラニーミードの草原で調印しました。 王様が勝手に行動しないような契約書みたいなものです。 どんなことが書いてあるかというと、 * Freedom of the Church 教会の独立。 王様の干渉をうけない。 * Random taxation 勝手に税金をあげない。 * Self-government for London 自治体の保証。 自由都市シティの保証。 * Fair and equal justice for all 裁判無くして牢屋に打ち込むなかれ。 それまでは、ジョン王が気に入らない人々を 勝手に牢屋にぶち込んだり、暗殺したり。。 それを禁止。 公平な裁判を行い、法によって裁かれるべき。 現在の法律へと続いていく。 * Removing royal forests それまで、ジョン王や貴族が自分の土地だと言っていた森林地帯での 狩猟の解禁と地主の制限からの解放。 などなど。 民主主義の基本、人権の尊重ということです。 でも〜、 それから6週間後、 このジョン王、わざと、その誓いを破り。。。。 今度こそ、怒ったバロンたちが戦争発起。 ジョン王の敵のフランスに助けを求め。。。 そんなこんなしてるうち、(← 超簡単なまとめ方。。爆) 赤痢にかかって死んでしまいました。 息子のヘンリーを後継者に指名して。。。。 息子ヘンリー → 3世。9歳で王様。 上の写真のマグナ・カルタのように、何度かその時の王様によって 破棄されたり、また調印したり。。であるんですが、 現存する、オリジナルは4つ。 2つが大英図書館に。 あとは、リンカン大聖堂とソルズベリー大聖堂にあります. アメリカの憲法のもとになっているそうです。 それで、今年が800年を記念して British Library で 特別展が行われます。 3月13日からオープンです。 一生に一度の記念すべき展覧会なので、 早めに予約してーって、 大英図書館では言ってます。!! それから、これこそ、一生に一度のイベントは 2月3日に 大英図書館で オリジナルのマグナ・カルタ 4つが 同時に展示されます。 たった1日だけ。 歴史上初めての試みだそうです。 さぞかし、警備が厳重なことでしょう。。 その日は 1215人が抽選で招待されます。 もう、抽選は終わってしまったんですけどね。。。。 ニュース見ましょう、その日に。(笑)。 よろしかったらクリックお願いします。
by daisukilondon
| 2015-01-24 00:56
| イギリスの歴史
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