朝の散歩もおしゃれして、続き |
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2016年 06月 20日
「朝の散歩もおしゃれして」の続きです。 帽子の話でしたね。 帽子はそれまで宮廷で流行っていた 髪を高く高く結い上げるヘアースタイルから変わって 巨大な帽子を頭にのせる、 かぶるというようり のせる ファッションに変わっていきました。 それは ヘアースタイルが 結い上げるのではなくて、ボリュームのある ヘッジホッグ(ハリネズミ)ヘアースタイルとなりましたからで。。 ここでも「自然回帰」の影響だそうです。 髪は短く巻き毛か縮れ毛になり、 高さよりは幅が広がっていきました。 それでも髪に粉はかけられてたみたいで、 髪やカツラに振りかける粉に税金がかけられるまで、 流行りました。 そして、ちょこんとのってる帽子はビーバーの毛皮でできているようです。 イギリスでは乱獲しすぎて 16世紀の頃に絶滅したようですから このビーバーの毛皮の帽子も 北アメリカからの輸入物。 そこに巻きついたリボンも素敵ですね。 帽子には ダチョウの羽がついてます。 イギリスにダチョウはいませんから、 これまた南アフリカからの輸入物。 さて、二人とも左足を前に出して歩調が合ってますね。 その足元、 靴のバックルにも注目してみましょう。 このバックルもブローチのように 取り外せるアクセサリー。 これもスティールでしょう。 スティールを見せたいのだから、 幅広くシンプルに飾りなく。です。 でもちょっと前のファッションは バックルにダイヤ、あるいはイミテーションダイヤなどを 飾り付けていたそうです。 それがキャンドルライトにまばゆく輝いたそうです。 こんな感じでしょうか。 ケンウッドハウス(博物館、美術館)には バックルのコレクションが展示してあります。 あとこちらもぜひ。ご覧ください。 このお二人、洋服にたくさんお金かかってますが 装飾華美といった印象はなく すっきりと流行を取り入れて とてもスタイリッシュですね。 画家のゲインスバラの手にかかると さりげなく、かっこよくなるかも。。ですね。 ゲインスバラはこの時代 貴族や上流階級の肖像画を描いて生計を立てていました。 本人は風景を描きたかったのですが、 まだ風景画だけを買ってくれる人はいなかったのです。 ですから肖像画を描き、 その背景は画家の自由だったそうなので、お得意の風景を描きました。 モデルは実際に外に立っていたわけではなく 画家の演出です。 アトリエで二人の肖像画を描き、 風景は自分のスケッチから描きおこしました。 二人の門出を祝って 朝の清々しい空気の中、歩んでいく二人。 ゲインスバラならではの軽妙な筆使いも これからの希望で気持ちが浮き立っていく感じがします。 犬も絵画でのおきまりの 貞節や忠誠を表しますね。 二人の門出を素直に祝福したい気持ちになる絵です。 よろしかったらクリックお願いいたします。 ファッションから見るナショナル・ギャラリーのツアーも行ってます。
by daisukilondon
| 2016-06-20 06:19
| 絵画
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